就職活動を乗り切るために 

自らの体験を元に、就職活動に関する記事を書いていきます。16卒から実施された新しい就活スケジュールに対応。

【ES・面接対策】企業受けが良いエピソードとは何か?

エントリーシートの設問や面接での質問には、どの企業にも共通して聞かれるものがいくつかあります。

例えば、「学生時代に一番力を入れたことは何か?」や「自分の強みは何か?」といった質問は、多くの企業のESや面接で聞かれます。

こういった質問は、より企業受けの良いエピソードを元にして答えるべきです。今回は、企業受けの良いエピソードについて書いていきます。

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 チームで目標を達成した経験は好印象

社会人になると、ほとんどの仕事はチームで協力しながら行うことになります。企業側は、「チームで行動できる人材」を採用しようと考えます。近年、企業が選考にGD(グループディスカッション)を導入しているのは、よりチームに貢献できるような人材を選び出すためです。

こう考えると、学生時代に何かチームで行動するような経験をしてきた学生というのは、就職活動においてかなり有利だと言えるでしょう。ESや面接でも、チームで行動してきた経験を積極的にアピールしましょう。

例えば、「学生時代に一番力を入れたことは何ですか?」という質問なら、「1人で黙々と何かをやってきた経験」よりは「人と関わりながら何かをやってきた経験」の方が受けが良いと思います(もちろん企業に依りますが・・・)。

また「あなたの強みは何ですか?」という質問なら、その強みが発揮されたエピソードを聞かれますので、その中に「自分の強みによってチームにどう貢献したか」という話を盛り込みましょう。

 

チームで行動してきた経験をアピールする際には、以下の3つの点を明確にしましょう。

  • チームでどのような課題に向き合ってきたか
  • チームの一員として、自分がどのような行動をしてきたか
  • 自分の行動により、チームにどのような影響を与えてきたか

 

例えば、「学園祭で屋台を出店した」という経験があれば、もう少し掘り下げてみて「1年前に屋台を出店した時は売上が少なかったので、私は売上を◯◯円まで上げるために、××することをチームに提案しました。その結果、売上を△△円まで上げることが出来ました」といったように、エピソードをより具体的にしましょう。

面接などでこのような具体的な答え方をすれば、「自分がどれだけチームに貢献できるか」ということが企業側に伝わりやすくなります。

 

リーダーの役割は1度は経験しておくべき

いくつかの企業では、「リーダーになった時、どのようなことを心がけて行動していますか」というような質問をしてきます。

私は少し驚いたのですが、企業側は「どんな学生でもリーダーとして行動した経験がある」と思い込んでいるようです。

こういった質問に対して、「私はリーダーの経験が無いので分かりません」と答えるのはマズいので、とりあえず小規模でもいいので、1度くらいはリーダーの経験をしておくと良いと思います。

 

どんなエピソードにも主体性を盛り込む

先ほどの屋台の例で考えてみましょう。以下の様な2人の学生が居たとします。

  • 「私は売上を上げるための方法を考える役目を任されたので、××することを考え、提案しました。」という学生。
  • 「私は一年前よりも何とかして売上を上げたいと思い、××することを考え、提案しました。」という学生

この2人の学生は、主体的に動いているかどうかという点で異なっています。後者のほうが主体的な行動ができる人間だと感じると思います。

「人から言われたから」という動機よりも、「こうするべきだと考えたから」という動機の方がより印象が良いと思います。

面接で「なぜこのような行動をとったのですか?」という質問が来たら、より主体性をアピールできるような答え方をしましょう。

 

小規模でもいいからチームで行動してみる

もしも現時点で「チームで何かをしてきた経験」が無い方は、どんなに小さな規模でもいいので、このような経験をしましょう。そして、就活本番までに、この小さな経験を膨らませましょう。

「何も経験していない」のと「少しだけど経験した」のとでは、全く違います。少しくらい大袈裟に言ったとしても、「経験した」という事実があれば、ある程度自信を持って話すことが出来ます。

 

 

就活本番までに、とにかく色々な経験をしておくと、ESや面接で使えるネタが増えると思います。恥ずかしがらずに積極的に行動してみましょう。